2023年04月21日
「渡邊邸」温故知新①
三木町長尾街道ことでん白山駅手前にある「渡邊邸」（三木町下高岡）のオーナー、小橋あやみです。
このたび、渡邊邸に来られる方々の後ろ姿とともに渡邊邸ストーリーをこちらに綴らせていく事になりました。
新たなこの一年の始まりは、この春に東京の高校を卒業して高松に赴任した青年です。古民家とことでん電車が大好きで止まないようでした。実はこの青年、東京の岩倉高校(電車に特化した私立高校)からことでん(高松琴平電気鉄道株式会社)に就職して来たばかりで毎日の研修でかなり疲れていたのでゆっくり時間を過ごしに来たと言います。
そしたら屋敷からことでん長尾線が何度も側を通過するのをみて大興奮！お座敷から見えたことでん長尾線を時刻表を見ながら何往復もする電車を撮影していました。
渡邊邸は、讃岐の豪農だった“揚家”が所有していた茶室を、父であり茶人であった渡邊順久が自邸へ移築したことにより、6つの茶室がある珍しい邸宅です。父が亡くなったあと空き家となっていましたが、2007年に泥棒が入ったことにより再建を決意。使われず荒れていた邸内を、有志の協力もあり、手作りで見事に蘇ります。
その後は、『音茶汰』と銘打ったカフェやイベントを不定期で開催したり、ギターやウクレレ、ヨガ教室などのカルチャースペースとしても解放。また、敷地内の蔵を改装して音楽スタジオを製作。年4回ペースで、ボーカルを務めるバンドのライブを開催しています。
渡邊邸は「来る人が作る、なんにでもなる空間」。
様々な分野、年齢の人々が集まる渡邊邸は進化し続けています。
香川県内外の粋人が集まる、「渡邊邸」オーナー 小橋 あやみ
粋人が作った日本家屋で抹茶 香川県三木町 渡邉邸 – YouTube
※公開時点の情報になります。最新情報はホームページなどでご確認ください。
