おみやげ2022年06月22日
「Gravity-Equipment(グラエク)」の 焚き火台
ーーSNSで火がついた、三木町生まれのアウトドアブランドとは?
四国は、世界的にも注目を集めるアウトドア大国というのは、ご存知ですか?
徳島と高知を流れる吉野川はラフティングの世界大会の開催地になったほか、登山家に人気の石鎚山(いしづちさん)や、サイクリングが有名なしまなみ街道、さらにボルダリングも盛んで、国内だけでなく、海外からもシーズンごとに多くの人が訪れます。
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もちろん、キャンプやBBQが楽しめる場所もたくさんあります。キャンプイベントが開かれると、全国から人が集まる盛況ぶり。
三木町も、滝つぼでの水遊びが人気の『虹の滝キャンプ場』をはじめ、車で数十分で行ける『門入の郷 カメリア温泉キャンプ場』、グランピングが話題の『OKI Olive』など、話題のアウトドアスポットが近くに点在し、町民にとってキャンプやBBQはなじみが深いもの。週末、家族や友達と気軽に出かける人が多くみられます。
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そんな三木町発、今、注目を集めているアウトドアブランドが、『Gravity-Equipment(グラビティ・エクイップメント、略してグラエク)』。
Gravity(重力・引きつけ合う力)Equipment(装置・道具)という意味で、グラエクのアイテムを通して、人が引きつけ合い、より楽しめるような場をつくることができればという想いがこめられています。
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グラエクは、木工作家であり、アウトドア業界で知られる鈴木文美男さんと、アイアン作家の中井弘二郎さんのユニットです。
グラエクのアイテムが生まれるのは、鈴木さんの広いガレージ。「まず、自分たちが楽しめるモノをつくってみる」というお二人から生まれるアイテムは、遊びを知りつくした余裕と風格がただよいます。
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イベントを開催すると、グラエクのファンが多く集まります
鈴木さんが焚き火台を手がけるようになったのは、家族でアウトドアへ出かけるときに、気に入るデザインの焚き火台に出会えず、それなら自分でつくろうと思ったのがきっかけなのだとか。
アイアン作家の中井さんと一緒にデザインしたものをインスタにアップしていたら、「どこのですか?」「つくってほしい!」と話題になり、アウトドアイベントなどで販売するうちに、ブランドとして立ち上げることになったそうです。
ーーグラエクの焚き火台 3つのこだわり
そんなグラエクのアイテムは、どれもシンプルでシック、美しくむだのないラインと機能性をかねそなえたデザインが特徴です。
●こだわり1 機能美の追求
自分たちが使いたいアイテムにこだわっているというグラエクの焚き火台は、使いやすさはもちろん、見た目の美しさも追求しています。
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何度も試作をくり返し、アイアンという、無骨で重厚感のある素材をスタイリッシュにするため、脚を華奢にしたり、ミリ単位で角度などを調整、いちばん美しく見えるカタチにこだわっているのだとか。その結果、柄やデザインに逃げることなく、シンプルな構造に仕上がっています。
また、そのベースには木工作家である鈴木さんがつちかってきた知識と経験があり、日本の伝統工芸の技が活かされています。古来より引き継がれているカタチ・モノから発想を得ているため、あきることなく、ずっと使い続けたくなる焚き火台が生まれたのです。
●こだわり2 収納も持ち運びもスマート
焚き火台は、すべて板状のパーツにばらすことができます。車につみ込む時や片づける時に、できるかぎりうすく収納できるよう工夫された、持ち運びの利便性も計算された逸品です。
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鈴木さんは、本職として、お仏壇のリサイズなどを手がけています。そのため、木の性質や木の組み方に精通しており、「相欠き(あいがき)」という木材の継ぎ方をヒントに、ほかにはない、組み立て式の焚き火台が生まれました。
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●こだわり3 木工&アイアン作家ならではの、一点モノが多数
グラエクにとってのものづくりとは、「捨てられるモノに新しい命を吹き込み、世界にひとつのモノを生み出す」こと。
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鈴木さんは、お仏壇の端材を活用したオーダー家具を手がけるほか、ガレージの一角に置かれたイスや照明などのインテリアも、捨てられそうになっていたものや廃材をうまく組み合わせています。いずれは、三木町中の廃材を集めて、生まれ変わらせたいという想いもお持ちなのだとか。
また、アイアン作家の中川さんは、こわれた農機具のキャタピラや、工場の廃材からアート作品を生み出すアーティストです。
そんなお二人から生まれる焚き火台は、定番の人気商品に加え、作家ならではのこだわりが光るほかにはない一点モノが多くそろいます。
【Octagon(オクタゴン)】
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グラエクの定番は、やかんやナベが置ける、五徳脚がセットになった八角形の焚き火台。プレート部分は、中央部分に深みを持たせた八角錐(すい)の形状で、薪の転がりを防止したり、灰の飛び散りを軽減させたりする工夫がされています。
ちなみに、八角形は「陰」と「陽」を含む安定したカタチで、繁栄の象徴でもあるなど、仏壇づくりにたずさわる鈴木さんらしい、日本古来の考え方も反映されています。
¥31,210(税込)
地面からプレートまで:170mm
プレートから五徳まで:180mm
素材:アイアン
https://gravity0230.theshop.jp/items/14930697
※八角プレート、五徳脚、それぞれ単体の販売も可能使用時:高さ450×幅560(mm)
【kono G(コノジ焚き火台)】
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4枚の板で構成されたシンプルな焚き火台で、こちらも五徳バーがついています。ダッチオーブンや大きめのナベなども安定して置くことができ、焚き火料理に挑戦したい人におすすめ。
ふるさと納税寄付金額:¥80,000
使用時:長さ400×幅250×高さ300(mm)
収納時:長さ400×幅250×奥行30(mm)
素材:アイアン
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/37341/5116282
【焚き火台 0002(SUS2000)ステンレスタイプ】
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1~2人用のコンパクトな焚き火台で、ちょっとした火おこしや、鉄板を使用したステーキ、スキレットを使ったアヒージョなど簡単な料理に使えます。ステンレス製なので、サビに強く、手入れが簡単です。
ふるさと納税寄付金額 ¥47,000
使用時:長さ250×幅250×高さ160(mm)
収納時:長さ180×幅250×奥行18(mm)
素材:ステンレス
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/37341/5132396
【焚き火台001 アイアン(SS)タイプ】
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奥行わずか1.5cmに収納可能と、グラエクのなかでの最薄タイプ。両脚板にグラエクのロゴマークであるヘラジカがデザインされており、浮かびあがることで、表情豊かな炎を楽しむことができます。
ふるさと納税寄付金額 ¥45,000
使用時:長さ450×幅350×高さ200(mm)
収納時:長さ450×幅200×奥行15(mm)
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/37341/5116280
ーーアウトドアの達人に聞く、焚き火の楽しみ方
「キャンプはブームが終わると人がいなくなることがありますが、焚き火はそんなことはないんです」そう鈴木さんはいいます。
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たしかに、焚き火はYouTube動画が人気になるなど、人を惹きつける魅力があります。焚き火のパチパチという音を、心地よいと感じる人は多いのではないでしょうか。
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また、鈴木さんは「火育」にも注目しています。火は、冷えたからだを暖めたり、暗闇を照らしたり、暖かい料理をつくったりと、人の営みには欠かせない大切なもの。アウトドアはもちろん、防災知識としても役立ちます。
その一方で、オール電化の住宅が登場したり、火はあぶないからと遠ざけるなど、「火」というものにふれる機会が少なくなっています。実際、マッチに火をつけられない人も増えているのだとか。
そんななか、火打ち石から炎をつくったり、麻のひもをほどいて火をつけ薪へ移していったりと、火を育てていく作業である焚き火は、子どもたちに火の大切さや危険さを伝えていくよい機会になります。
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さらに、焚き火は一年を通じて楽しむことができます。鈴木さんは、真冬に焚き火で暖を取りながら、Tシャツ一枚で過ごすのが至福の時間なのだとか。焚き火があれば年中アウトドアを満喫できそうです。
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そんな魅力がいっぱいの焚き火体験。初心者でもはじめやすいので、休日のあらたな楽しみとして、ぜひ挑戦してみてください。
※焚き火台使用上の注意点※
焚き火台使用の際は、焚き火台の下にスパッタシート(溶接用難燃マット)などを敷いてご使用ください。スパッタシートは焚き火台を収納するときにも重宝します。
DATA
Gravity-Equipment(グラエク)
HP:https://gravity0230.theshop.jp/
インスタグラム:@gravity_equipment
※公開時点の情報になります。最新情報はホームページなどでご確認ください。