一般社団法人三木町観光協会一般社団法人三木町観光協会

イベント2022年06月22日

「獅子たちの里 三木まんで願。(ししたちのさと みきまんでがん)」

ーー三木町民が総出でつくりあげる、獅子舞の一大イベント

「まんでがん」とは、香川県の方言さぬき弁で、「ぜんぶ」という意味です。『獅子たちの里 三木まんで願。』は、三木町の「歴史・文化・自然・たべもの・ものづくり・人」といった、魅力をまんでがん集めて、町を元気にしたいという、住民の「願い」がこめられており、2012年10月に誕生した、住民参加型のイベントです。

三木町は「獅子たちの里」とよばれるほど、獅子舞がさかんにおこなわれている町です。

秋になると、町内のいたるところで太鼓と鉦(かね)の音が鳴りひびき、町がにわかに活気づきます。町内の人は「獅子の音を聴くと秋のおとずれを感じる」というほど、町の風物詩となっています。

獅子舞は、地域ごとに特色があり、それぞれのグループは「獅子連」とよばれます。獅子連の数は香川県全体で800あまり、三木町だけでも50以上あります。

獅子連は神社ごとに活動しており、それぞれの獅子連で曲や流儀が代々引き継がれています。そして、各神社の宵祭りと、本祭りで獅子舞を奉納します。しかし、神社のちがう獅子連が一緒に舞うことはありません。

そんな三木町中の獅子たちが集結する一大イベントが『獅子たちの里 三木まんで願。』です。普段は別々に活動する獅子連が、神社の垣根をこえて一日だけ集結するとあって、町中が高揚感につつまれます。開催されるのは、毎年10月下旬ごろです。

ーー「獅子たちの里 三木まんで願。」の魅力とは

このお祭りの特徴は、三木町民が総出で参加し楽しむところにあります。実行委員会も住民によって組織されており、委員会が中心となって、演出をはじめイベントをつくりあげます。

年々来場者も増えており、町内外から約6万人もの人がおとずれるなど大盛況となっています。

また、獅子を舞うために子どものころから練習に参加するため、地域の人たちとの交流が深まります。大人になって県外へ出た人でも、帰省の際には近所で声をかけられるなど、お互い顔を知っていることで、その交流は続いていきます。

獅子舞の様子や練習風景をまとめた動画では、獅子舞の魅力をぎゅぎゅっと体感できます↓

ーー獅子が集結する圧巻の舞はどこで見られる?

三木町には、50をこえる「獅子連」に加え、3つの「大獅子保存会」があります。大獅子は4頭存在し、日本最大級の大きさを誇ります。

そんな三木町内で活動している獅子たちが一堂に会するのが「ショッピングセンターベルシティ」の駐車場と、「三木町文化交流プラザ」一帯の会場です。

舞には獅子連ごとに個性があり、大獅子も参加したダイナミックな演舞は壮観。太鼓と鉦(かね)がさらに会場を盛り上げます。

ーー獅子以外も楽しみが盛りだくさん!

さらに、『獅子たちの里 三木まんで願。』は、獅子舞以外にもいろいろなイベントが催され、小さな子どもからお年寄りまで、参加者全員が楽しむことができます。

お祭りの参加者が一緒におどることができる、三木町伝統芸能のひとつである「三木音頭」、町の特産品や農作物を集めた「豊年満作・三木ブランドゾーン」、高校生や大学生が企画運営する「スクールゾーン」などがあります。

※イベントの内容は年によって異なります

そんな三木町の伝統と魅力をたっぷり味わえる『獅子たちの里 三木まんで願。』。ぜひ足をのばしてご参加ください。


DATA

「獅子たちの里 三木まんで願。」実行委員会

電話:087-891-3320(三木町役場 地域活性課内)

※公開時点の情報になります。最新情報はホームページなどでご確認ください。