一般社団法人三木町観光協会一般社団法人三木町観光協会

観光2022年06月22日

「虹の滝(こうのたき)」

ーー虹の滝(こうのたき)の見どころ

雄滝
雌滝

『虹の滝(こうのたき)』は、三木町小蓑(こみの)にある「讃岐百景」のひとつで、県指定の自然記念物。きらめく水しぶきが岩肌をすべるさまは、自然の芸術品と呼ぶにふさわしい美しさです。

香東川支流のひとつである小蓑(こみの)川の川底が標高300mの地点で急変したことで生まれた滝で、雄雌一対の滝です。

上側にあるのが雄滝(おんたき)で、別名「かもじかの滝」。幅は6m、落差は8mです。下側にあるのが雌滝(めんたき)で、落ち口が酒をつぐ銚子に似ていることから「銚子口」とよばれており、幅は5m、落差は11mです。

滝としてはそれほど大きくありませんが、水量が豊富で見ごたえがあります。

雌滝は、落下する水流が岩で砕け散ることで滝つぼに水霧が生まれます。そこに日の光が当たると虹ができる様子が名前の由来となっています。

また、滝のすぐ近くまで行くことができるので、三木町の人をはじめ、アウトドア好きの人にも人気があります。

夏場は滝つぼで水遊びができ、家族連れの姿がよく見られます。アウトドアの達人、「Gravity-Equipment(グラエク)」の鈴木文美男さんもお気に入りの場所なのだとか。

特に、滝がみずみずしく映える新緑の季節や、渓谷を燃えるようにあざやかに染め上げる紅葉の季節は、絶景を堪能しようと多くの人がおとずれます。

キャンプ場や遊歩道もあり、四季をとわず楽しむことができます。

ーー虹の滝と弘法大師の伝説

三木町にはいくつか弘法大師の伝説が残っています。そのうちのひとつが、虹の滝にまつわるもの。

むかしむかし、夜になると池のはたで、若い女性が長い髪をすいていると、うわさになりました。その正体がわからないため、この地を通りがかった弘法大師(空海)に調べてもらったところ、池から白蛇が飛び出てきて、きれいな虹に姿を変えました。すると、突然ふたつの滝が現れました。

こんな伝説もさもありなんと思えるような、神秘的で神々しさを感じる虹の滝。木々に囲まれ、流れる川のせせらぎと鳥の声がひびく滝の渓谷は、三木町の豊かな自然を感じられる場所のひとつです。


DATA

虹の滝(こうのたき)

住所:香川県木田郡三木町大字小蓑
アクセス:ことでん長尾線「学園通り駅」より車で30分

※公開時点の情報になります。最新情報はホームページなどでご確認ください。